海老沢歯科・矯正歯科院長ブログ

歯の詰め物が取れたら?原因と対処法を完全ガイド

「歯の詰め物が取れたけど、このままでいいのかな…」

「急に詰め物が外れてしまって、どう対処すればいいんだろう?」

そんな不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。

実は、詰め物が取れたまま放置すると、虫歯が進行したり、歯が痛んでしまう危険性があります。
接着剤での応急処置は避けるべき理由もあり、正しい対処法を知ることが大切です。

また、詰め物や被せ物にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や費用が異なります。
あなたの大切な歯を守るために、正しい知識を身につけて適切な対応を取りましょう。

この記事では、詰め物が取れてしまって対処法を知りたい方に向けて、

– 詰め物が取れたときの正しい対処法

– 詰め物や被せ物の種類と選び方

– 再利用が可能な場合や土台についての知識

上記について、歯科医療に携わる筆者の経験を交えながら解説しています。
不安な気持ちを少しでも解消するお手伝いができれば幸いです。

 

歯の詰め物が取れたらどうする?

歯の詰め物が取れてしまったら、まず焦らず適切な対応をすることが大切です。
放置するとさらなるトラブルを招く可能性があるため、迅速な行動が求められます。
自分で何とかしようとせず、歯科医に相談することが最善の方法です。

詰め物が取れた状態では、虫歯の再発や歯の破損につながるリスクがあります。
また、取れた部分から細菌が侵入し、痛みや炎症を引き起こすことも考えられます。
早めに対処することで、これらのリスクを軽減することができます。

以下で、詰め物が取れた際の具体的な対処法や注意点について詳しく解説していきます。

 

放置は危険!すぐに対処しよう

歯の詰め物が取れてしまったら、すぐに歯科医院へ行くことが大切です。
放置すると虫歯が再発し、根管治療が必要になる可能性があります。特に歯の神経が露出している場合、痛みや感染症のリスクが高まることになる。
二次カリエスが進行すると、最悪の場合は抜歯に至ることもあります。インプラントの処置が必要になれば、1本あたり数十万の出費になってしまいます。
つまり、歯1本の価値は数十万円。すべての歯の価値は1000万円にのぼると考えることもできます。

早期治療を受けることで、歯の寿命を延ばすことができるということ。

応急処置として、自己判断で市販の接着剤や瞬間接着剤を使用するのは避けるべきです。
これらの接着剤は口腔内に適しておらず、健康被害を引き起こす可能性があります。

歯科医院に行くまでの間は、詰め物が取れた部分を清潔に保ち、刺激物や硬い食べ物を避けるようにしてください。
また、詰め物が取れた歯は、冷たい飲み物に敏感になることがあるので注意が必要です。

取れた詰め物は再利用できる場合もあるため、可能であれば保存して歯科医師に持参しましょう。
詰め物が取れた状態で放置すると、食べかすが詰まりやすくなり、細菌が繁殖しやすい環境になるのです。
これにより歯周病のリスクも高まるため、早めの受診が重要です。
歯科医師の診断を受け、適切な処置を行うことで、口腔内の健康を守ることができると思います。

 

接着剤での応急処置は避けるべき理由

歯の詰め物が取れてしまったとき、接着剤での応急処置は避けるべきです。
市販の接着剤は口腔内での使用を想定しておらず、成分が有害である可能性があります。
また、不適切な接着により詰め物が再度外れやすくなったり、歯や歯茎に悪影響を及ぼす恐れもあるのです。
さらに、自己判断で詰め物を戻すと、隙間に細菌が侵入し、虫歯や炎症を引き起こすリスクが高まります。
こうした危険を避けるためには、早急に歯科医師に相談することが大切。
プロの手で適切な処置を受けることで、歯の健康を守ることにつながるということ。専門家に任せることが最善の選択です。

 

歯医者に行くまでの注意点

歯の詰め物が取れてしまった場合、歯医者に行くまでの間にも注意が必要です。
まず、取れた詰め物は清潔な容器に保管しておきましょう。食事をする際は、詰め物が外れた側で噛むことを避け、硬い食べ物や刺激物は控えると良いでしょう。
また、口腔内を清潔に保つために、食後のうがいをしっかりと行ってください。
ただし、歯ブラシで強く磨くときに患部を傷つける恐れがあるため、優しくケアすることが大切です。
痛みがある場合は市販の鎮痛剤を服用しても構いませんが、早めに歯科医院を受診することが最善の対策です。

 

詰め物の種類とその特徴

歯の詰め物には、コンポジットレジン(プラスティック)や銀歯、セラミック、ジルコニアなど、さまざまな種類が存在します。
それぞれの素材には独自の特徴があり、選ぶ詰め物によって口元の見た目や噛み心地、耐久性に大きな影響を与えます。
詰め物の選択は、長期的な口腔の健康にも関わる重要な決断です。

適切な詰め物を選ぶためには、自分のライフスタイルや予算、審美性へのこだわりを考慮することが重要です。
また、それぞれの素材の耐久性や生体親和性、保険適用の有無も選択のポイントになります。
これらを理解することで、自分に最も適した詰め物を選ぶことができます。

たとえば、自然な見た目を重視する方にはセラミックやジルコニアがおすすめです。
一方、費用を抑えたい場合は保険適用の銀歯やコンポジットレジンが選択肢となります。
以下で各素材の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

 

コンポジットレジンのメリットとデメリット

コンポジットレジンは、歯の詰め物として広く使われる白い樹脂素材で、むし歯治療後の見た目が自然に仕上がるメリットがあります。
金属の未使用と保険適用で治療費が抑えられる点も魅力です。
また、直接歯に充填するため、治療が1回で完了することが多く、忙しい方にも適しています。

しかしながら、デメリットとしては、耐久性が金属製の詰め物よりも劣り、長期間使用すると変色や摩耗が生じることや、ニオイの発生があります。
特に大きなむし歯や咬合力の強い部位への適用には注意が必要です。
適切なケアと定期的な検診を受けないと、「プラスティック」の欠点が出てくる可能性が高くなります。一般的に長持ちする材料ではないということです。

 

銀歯の特徴と費用

「銀歯」は、虫歯の治療で長く一般的に用いられてきた金属製の詰め物や被せ物です。
保険適用となるため、患者の負担が少なく済む点が魅力となっています。
耐久性や強度に優れており、奥歯などの強い力がかかる部位でも安心して使用可能です。
一方、ニッケルクロム合金などの金属を使用するため、金属アレルギーのリスクや、見た目の審美性に欠けるというデメリットも存在します。
費用は部位や治療内容によりますが、保険適用の場合、自己負担額は約2000円から4000円程度です。
ただし、審美性を重視する方は、自費診療でセラミックやジルコニアなどの素材を選択することも検討すると良いでしょう。

また、銀歯は金属製であるがゆえに、温度変化による影響を受けやすく、歯との間に隙間が生じる可能性があります。
これが再度の虫歯発生につながることもあるため、定期的な歯科検診が重要です。
金属アレルギーをお持ちの方は、事前に歯科医師に相談することをおすすめします。
最近では、保険適用内でも白い素材の「CAD/CAM冠」を選択できるケースがありますので、一度ご検討ください。

 

セラミック素材の選び方

セラミック素材を選ぶ際には、審美性や耐久性、価格などを考慮することが重要です。
たとえば、ジルコニアは強度が高く、奥歯のかぶせ物に適しています。
一方、E-maxやガラスセラミックは自然な透明感があり、前歯の修復に向いています。

金属アレルギーが心配な方には、これらのメタルフリー素材がおすすめです。
保険適用外となるため、費用は高めですが、長期的な視点で見れば満足度は高いと思います。

セラミック素材は変色しにくく、清潔感を保ちやすい点も魅力です。
また、口腔内の金属色が気になる方にも適しています。
価格はクリニックによって異なりますが、ジルコニアが約10万円から、E-maxが約8万円からといった相場となっているようです。
耐久性を重視するならジルコニア、自然な見た目を求めるならE-maxやガラスセラミックと、希望に合わせて選ぶことが可能です。

最新のCAD/CAM技術を用いたセラミック詰め物は、「セレック」などがありますが、精密度も高くフィット感が良いものです。
歯の詰め物を選ぶ際には、機能性と審美性のバランスを考えましょう。

 

ジルコニアの特性と価格

ジルコニアは、近年注目を集める歯科用詰め物の素材の一つです。
金属を使用しないため、「金属アレルギー」の心配がなく、生体親和性が高いことが特徴です。
また、自然の歯に近い透明感と色調を持ち、美しい仕上がりが期待できます。
強度も非常に高く、奥歯など強い力がかかる部位でも安心して使用可能です。
特に、ブリッジなどの歯がないところに行う大きな処置には、ジルコニアは最適な選択肢と言えるでしょう。

欠点は、自然の歯と比較して固すぎること。
相手の歯がすりへったりなどの、ダメージを受ける可能性があります。

価格は他のセラミック素材と比較してやや高めで、保険適用外となるため自費診療となります。
一般的には、一歯あたり約10万円程度が目安ですが、歯科医院によって異なります。

 

被せ物の種類と選び方

歯の詰め物についてみてきましたが、今度は被せる大掛かりな処置に使用する被せ物です。

歯の被せ物を選ぶ際には、自分の生活スタイルや予算、目的に合った種類を選ぶことが大切です。
適切な選択をすることで、快適な口腔環境を維持できるだけでなく、長期的な健康面でもメリットがあります。

被せ物にはさまざまな種類があり、それぞれ特性や費用が異なります。
そのため、自分にとって最適な被せ物を選ぶためには、各種類の特徴を理解する必要があります。
素材によって耐久性や審美性、保険適用の有無などが変わってきます。
自分の希望や歯の状態に合った被せ物を選ぶことで、満足のいく治療結果が得られるでしょう。

例えば、銀歯は金属製で耐久性が高く、費用も比較的安価ですが、見た目が気になる方もいるでしょう。
一方、オールセラミックは自然な歯の色合いを再現でき、美しい仕上がりが特徴です。
また、CAD/CAMクラウンは保険適用で白い被せ物が可能となり、コストと見た目のバランスを求める方に適しています。
以下で詳しく解説していきます。

 

CAD/CAMクラウンと銀歯の違い

CAD/CAMクラウンと銀歯は、歯の被せものとして一般的な選択肢です。
銀歯は金属製で保険適用され、費用が抑えられる反面、見た目が銀色で目立ちやすいもの。また、金属アレルギーのリスクも考慮が必要です。
一方、CAD/CAMクラウンは強度のあるプラスティックブロックを素材とし、歯科用CAD/CAMシステムで精密に作製される。
自然な歯の色を再現でき、審美性が高いのが特徴です。
最近では保険適用の範囲も拡大され、費用面での負担も軽減されてきました。
以前のプラスティック材料に比べると、耐久性にも優れており、長期的な使用が可能になってきています。
しかし、審美面や耐久性は、やはりセラミックに比べると大きく劣ります。

自分に合った詰め物を選ぶため、歯科医師と十分に相談することが重要だ。

 

CAD/CAMクラウンの利点

CAD/CAMクラウンは、コンピューター技術を活用した歯の詰め物で、保険適用が可能な白いクラウンです。
金属を使わないため、金属アレルギーの心配がなく、自然な見た目を実現します。
また、強度や耐久性も以前に比べればだいぶ向上し、長期間の使用でも安心です。
製作はコンピューター制御で高精度な修復物が得られ、歯にぴったり適合します。
セラミックとレジンを組み合わせた材料を使用し、他の歯と調和する色合いです。
保険診療で受けられるため、費用負担も少なく、金属の見た目やアレルギーが気になる方に適しています。

欠点は、柔らかいので外れやすいということ。
つまり隙間ができやすいので、二次カリエス、虫歯の再発に関しては、セラミックによる治療に比べてかなり劣ります。

 

オールセラミックとメタルボンドの比較

オールセラミックとメタルボンドは、被せ物の代表的な選択肢です。
オールセラミックは全てセラミック素材で作られ、自然な歯に近い透明感と美しさが特徴。
また、金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がなく、歯ぐきの変色も起こりません。

一方、メタルボンドは内側に金属を使用し、外側をセラミックで覆ったもの。
強度が高く、奥歯など力がかかる部位にも適していますが、金属部分が透けて見えることがあり、審美性ではオールセラミックに劣る場合も。

費用面ではメタルボンドの方が比較的安価です。
特に前歯のような見た目が重要な部位では、オールセラミックが選ばれる傾向があります。
一方、強度を重視する場合や費用を抑えたい場合は、メタルボンドかジルコニアが適しています。
歯科医と相談し、自分のニーズに合った被せ物を選択しましょう。

 

詰め物や被せ物の再利用について

詰め物や被せ物が取れてしまったとき、再利用できるかどうかは多くの方が気になるポイントでしょう。結論から言うと、再利用が可能な場合と不可能な場合があります。

再利用の可否は、取れた詰め物や被せ物の状態や、お口の中の状況によって決まります。
詰め物や被せ物に損傷がなく、歯や土台にも問題がなければ、再装着が可能なケースも見られます。
しかし、損傷や変形がある場合は、新しく作り直す必要が出てきます。
また、歯ぐきの状態や歯の形状が変わっていると、適合が悪く再利用が難しくなることも考えられます。

例えば、取れた詰め物をそのまま自分で接着しようとすると、誤った位置に装着されるリスクが伴います。
また、取れた部分を放置すると、虫歯や歯の破折の原因となりかねません。
そのため、取れた詰め物や被せ物は捨てずに保管し、早めに歯科医院で診察を受けることが肝心です。

 

再利用が可能な場合とは

歯の詰め物が外れた際、再利用が可能な場合とは、詰め物と歯の状態が良好であることが条件です。
具体的には、取れた詰め物が破損や変形がなく、清潔な状態であるときです。
また、詰め物が金やセラミックなどの耐久性の高い素材で作られている場合、再度装着できる可能性が高まります。
一方、歯に新たな虫歯が発生していたり、詰め物の接着面が劣化している場合は、再利用は難しくなります。
さらに、再利用を希望する場合は、取れた詰め物をなくさずに速やかに歯科医院に持参することが重要です。
最終的な判断は、歯科医師が口腔内の状態を診察し、適切な処置を提案します。

 

再利用の際の注意点

歯の詰め物や被せ物を再利用する際には、いくつかの注意点があります。
まず、取れた詰め物が破損していないかを確認することが重要です。
破損している場合、再利用は難しく、新しい詰め物が必要になることがあります。
また、取れた詰め物は清潔な容器に保管し、早めに歯科医に持参してください。
素材によっては再装着が適さないものもあり、特に銀歯やプラスティック素材は慎重な判断が求められます。

さらに、再利用を繰り返すことで接着力が低下し、再び取れやすくなる可能性がありますので、新しい技術で作るものに、再度作り直した方が良いケースも多いです。
そのため、再利用の可否や最適な治療法については、必ず歯科医と相談しながら決めることが大切です。

 

歯の土台(コア)の種類

歯の治療で詰め物や被せ物を行う際、歯の土台(コア)の選択は治療の成功に直結する重要な要素と言えます。
コアは歯の根を補強し、被せ物をしっかり支える役割を担います。そのため、適切なコアを選ぶことは、長期的な口腔の健康維持に欠かせません。

適切なコアを選択することで、被せ物の安定性や耐久性を高め、再治療のリスクを減らすことができるでしょう。
逆に不適切なコアを選ぶと、歯根破折や被せ物の脱離などのトラブルが起きやすくなります。
また、コアの素材によっては金属アレルギーのリスクもあります。
そのため、各コアの特徴を理解し、歯科医と相談して最適な選択をすることが大切です。

例えば、強度に優れた金属製のメタルコア、自然な見た目と歯への負担軽減が期待できるファイバーコアなど、さまざまな種類があります。
また、保険適用となるコアと自費診療となるコアがあり、費用面でも選択が必要です。
以下で詳しく解説していきます。

 

メタルコアとファイバーコアの違い

歯の詰め物を装着する際、歯の土台となるコアにも種類があります。
メタルコアとファイバーコアは、その代表的なものです。
メタルコアは金属製で強度が高い一方、硬すぎるために歯根破折のリスクが高まります。また、金属アレルギーの心配もあります。

ファイバーコアはガラス繊維でできており、弾性があるため歯根に優しく、破折のリスクが低減されます。
さらに、ファイバーコアは光の透過性があり、セラミックの被せ物と組み合わせることで自然な美しさを実現できます。

費用面では、メタルコアは保険適用で自己負担が少ないですが、ファイバーコアは保険適用の場合と自費診療の場合があり、保険外の場合は費用は約3万円から5万円です。

見えない部分のこともあり、あまり関心が持たれませんが、自分の歯の状態や希望に合わせて、適切なコアを選択することが大切でしょう。

 

歯の詰め物に関するよくある質問

歯の詰め物に関する疑問や不安は誰しもが持つものです。詰め物が取れた場合や、違和感を感じた時、どう対処すればいいのか悩まれることでしょう。
しかし、正しい情報を知ることで適切な対応が可能となります。

詰め物が取れた時の応急処置や、取れた詰め物を誤って飲み込んでしまった場合の対処法、また詰め物がぐらつく時の対応など、状況に応じて適切な行動を取ることが重要です。
これらの情報を知ることで、不安を軽減し、早期に問題を解決する助けとなります。
歯の健康は全身の健康にも影響を与えるため、早めの対応が求められます。

例えば、詰め物が取れた際の食事の注意点や、銀歯が取れた時に特有の臭いがする原因など、日常生活で直面しがちな疑問があります。
これらの疑問に対して、以下で詳しく解説していきます。

 

詰め物が取れた時の食事の注意点

詰め物が取れた際には、食事には注意が必要です。
まず、取れた部分を清潔に保ち、食物のカスが詰まらないよう心掛けましょう。
硬い食べ物や粘着性のあるものは避け、柔らかく消化しやすい食品を選ぶと安心です。
また、極端に冷たいものや熱いものは、露出した歯の神経に刺激を与える可能性があるので控えると良いでしょう。
刺激の強い香辛料や酸味の強い飲食物も、痛みを引き起こすことがあります。
早めに歯医者を受診するまで、反対側の歯で噛むなど工夫して、患部への負担を減らしてください。

次に、飲み物にも気を付ける必要があります。
アルコールや炭酸飲料は、歯に刺激を与える可能性があるため、控えるのが賢明です。
お茶や水など、刺激の少ない飲み物を選択しましょう。
食事後は、うがいをして口内を清潔に保つことも重要です。
ただし、強くすすぐと患部を刺激することがあるため、優しく行ってください。
取れた歯の詰め物は捨てずに保管し、歯科医院に持参することで、再装着が可能な場合があります。
迅速な対応が、歯の健康を守る鍵となりますので、早めの受診を心掛けてください。

 

取れた詰め物を飲み込んだ場合の対処法

取れた歯の詰め物を誤って飲み込んでしまった場合、多くの場合、詰め物は小さく鋭利な部分がないため、体内で自然に排出されます。
しかし、念のため消化器官に問題が生じないか注意が必要です。
まずは無理に吐き出そうとせず、水分を多めに摂取して様子を見ましょう。
詰め物が大きい場合や、飲み込んだ後に腹痛や違和感がある場合は、速やかに医療機関を受診することが大切です。
また、歯科医師に状況を伝え、必要に応じてレントゲン撮影を行うことも考慮されます。
詰め物が手元にないと再装着が難しくなるため、再制作の際には追加の費用が発生する可能性があります。
早めの対応で「歯の詰め物」のトラブルを最小限に抑えましょう。

 

詰め物が動く時の対応策

歯の詰め物が動いていると感じたら、早急な対応が必要です。
そのまま放置すると、詰め物の隙間から細菌が侵入し、二次う蝕を引き起こす可能性があります。

まずは硬いものや粘着性のある食べ物を避け、詰め物に負担をかけないように注意しましょう。
歯科用接着剤での自己修理は危険なため、絶対に行わないでください。
速やかに歯科医院を受診し、再装着や新しい詰め物の作製を相談することが大切です。
早期の対処により、根管治療や歯冠修復といった大掛かりな治療を防ぐことができます。

また、詰め物が動く原因には、噛み合わせの問題や歯の摩耗も考えられます。
定期的な歯科検診を受け、詰め物の状態をチェックすることで、トラブルの予防につながります。
医師の指示に従い、適切なケアを心がけましょう。

 

取れた銀歯の臭いの原因は?

取れた銀歯が臭う原因は、詰め物の下で虫歯が進行していたり、細菌や食べかすが溜まっている可能性が挙げられます。銀歯が外れることで、歯と詰め物の隙間にプラークが蓄積しやすくなり、口腔内の衛生状態が悪化するのです。さらに、銀歯自体の腐食によって臭いが発生する場合もあります。二次う蝕や歯周病のリスクが高まるため、早急に歯科医院で診察を受けることが求められます。適切な治療とケアによって、口腔の健康を維持できるのです。また、銀歯の劣化や金属アレルギーが臭いの原因となることもあります。銀歯は長期間の使用で微小な隙間が生じ、そこから細菌が侵入するのです。口内のpHバランスが崩れることで、金属イオンが溶出しやすくなり、独特の金属臭を感じるケースもあります。定期的なメンテナンスと適切な詰め物の選択は、口腔トラブルの予防に有効です。

 

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