2018年10月4日 公開
2023年1月22日 最終更新日
インビザライン治療中に虫歯になったら?虫歯があったら始められない?
〜答:すぐ治療できます。作り直しも可〜
「インビザラインは、矯正治療中に虫歯の治療ができない」という誤った情報が流れているようです。
毎回型取りをするマウスピース矯正のほうが、型取りの合間に虫歯を治療できるから優れていると書いてあるホームページが一部にありますが、ちょっと違います。
虫歯になったらセレックでなおせる!
インビザラインに取り組もうとしているときに、虫歯があったら、先になおしてから始める方法が一般的です。
しかし、矯正治療は時間がかかりますから、できるだけ早く始めたいですよね。
インビザラインを先に始めてしまっても、途中で虫歯の治療になっても、当院の場合には「セレック」という、
①当日に ②元と同じ形の ③審美的なセラミックで
修復できるシステムがあるので、大丈夫です。
セレックの詳しいページはこちら
なお、矯正治療中の方は、セレックでお得になおせるプランが適用されます。ご相談ください。
作り直しもできる!インビザラインの治療の流れとアライナー(治療用トレー)の製作について
インビザラインの治療は、フルデジタルのシステムで、iTero elementという口腔内スキャナーによるスキャンで始まります。
アライナー製造を発注、1台10億円の機械で自動作成。
10日ほどで到着
つまり、スキャンしてから2週間程度で、アライナーが手元に届きます。
他のマウスピース矯正の治療の流れ
他のマウスピース矯正装置は、ほとんどはアナログ形式なので、通常の歯型取りから始まります。
技工所に模型を送付
技工士さんによる手作業で、10日〜14日程度で完成
1~2ヶ月に1回、再度の型取りを行い、アライナーの製作を行います。
インビザラインをよく知らない先生が「インビザラインは虫歯の治療ができない」とする理由
インビザラインは、最初のスキャンで、最後までのアライナーがすべて製作されます。
ですから、途中で治療を行うと歯の形が変わってしまい、作り直さないと入らなくなってしまうので、「治療ができない」ということですね。
しかし、
インビザラインのアライナーはすぐに再製作ができますので、虫歯の治療をして歯の形が変わってしまったら、もう一回作り直すだけです。
虫歯の治療をしなくても、なんらかの理由でフィッティングが悪かったら、すぐ新しいものに作り直してしまいます。
最初に作ったアライナーの残りは、全て捨ててしまいます。
それ以降のアライナーは、すべて差し替えるのです。
また、インビザラインは、口腔内スキャナーでスキャンしたデジタルデータを、インターネット経由で即時に工場へ送付しますので、作り直しは2週間程度でできます。
これは、アナログ形式のマウスピース矯正装置の製作期間とあまり変わりません。
インビザラインが治療期間中に、虫歯の治療ができない理由が無いことがおわかりいただけたでしょうか?
同様の理由で、
「インビザラインは長期間のアライナーをいっぺんに作るので、だんだん合わなくなる」
というのも完全な間違いです。
「インビザラインは矯正治療中に虫歯の治療ができない」「アソアライナーなどは毎回型取りするから虫歯を治療できる」
という一部の歯科医院情報の記載は、情報が間違っていますので、十分お気をつけください。
インビザラインの詳しい説明はこちらです
インビザラインは、取り外せる透明な矯正装置であるマウスピース矯正の中で、世界で最初に確立されたスタンダードシステムです。追加料金が発生せずに治療が可能です。