喫煙によって歯周病の危険性はなんと4倍に

杉並区の成人歯科健診の質問項目に、たばこと歯周病の関係に対する質問項目があります。

たばこを吸うと歯周病にかかりやすくなるかどうかで、
「どちらともいえない(わからない)」と回答する方が意外に多いので、説明したいと思います。

喫煙によって歯周病の危険性は4倍になると言われます。

また、喫煙者は非喫煙者よりも歯周病になる年齢が低く、病気の進行も速く、治療の効果が上がらないことがわかっています。まさに三拍子そろってしまいます。

歯周病の危険性が高いと指摘された方は、禁煙したほうが良いです。
約10年禁煙すると、喫煙しない人と同じになります。

さらに喫煙者の歯ぐきは、ニコチンの血管収縮作用によって色が紫になって赤い炎症が見えにくくなることで、歯周病の発見が遅れがちです。
喫煙される方は、定期健診をこまめに受けて、歯周病になっていないか、悪化していないかに気をつけてください。

妊婦の歯周病で早産が約7倍になる

近ごろ歯周病と全身疾患の間に関連性があるのではないかといわれています。
歯周病に関与している細菌が、肺炎・心疾患・糖尿病などに悪影響を及ぼしているのではないかという研究がさかんに行われるようになり、世界中で注目されるようになりました。

実は、早産や低出生体重児にも悪影響を及ぼしているのではないかといわれています。

実際にどういう研究結果があるかというと、

歯周病にかかった母親は、かかってない母親に比べて、早産・低出生体重児の可能性が約7倍も高かった。

また、

歯周病の治療を受けた妊婦は、受けなかった妊婦に比べて、早産・低出生体重児の割合が約1/5であった。

という報告もあります。
因果関係は、きちんと科学的に証明されているわけです。
妊婦の方にも関心を持ってもらう必要がありますね。

杉並区では、妊婦のための歯科健診に積極的に取り組んでいます。
妊娠期間中に、検診を無料、クリーニングを300円で受けられます。

妊婦歯科健康診査

杉並区の妊婦歯科健診は、全国的にみても、とても良くできた制度です。

ほとんどの方は大きな問題がなく、クリーニングだけをして、妊娠期間や産後の歯の手入れや、生まれたあとのお子様の歯の手入れについてお話させていただくことになります。

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