美魔女のマウスピース矯正とホワイトニング

美魔女で元ミス日本の竹山亜希子さん。

身長170センチのスレンダーでスタイル抜群の竹山さん。
月1回、マウスピース矯正の型取りに御来院されるのですが、
お会いするたびに歯並びが整い、歯も白くなり素敵な口元に驚かされます。

マウスピーズ矯正はマウスピースの中にホワイトニングの薬剤を注入することで
ホワイトニングと同時にできる利点があります。

整った歯並びとキラッと輝く白い歯を同時に手に入れることができるので
矯正をされる患者様はホワイトニングも併用される方が多いです。

竹山亜希子さんは美ST(光文社)でも人気のモデルさんです。
毎号、登場していらっしゃるのでぜひチェックして見てください。
美しい口元に注目です。

海老沢歯科医院はこれからも、竹山亜希子さんのご活躍を精一杯応援させて頂きます。

『美ST 11月号』
クラランスの「スープラ」シリーズで45歳からのSST(シミ・シワ・たるみ)ケア

『美st 10月号』
インスタで大人気のパーソナルスタイリスト大日方久美子さんによる変身企画

日本歯科医師連盟迂回献金事件

先週逮捕者が出て、日本歯科医師連盟の迂回献金問題は新たな局面を迎えました。
わたしは2月にブログ記事を書いていたのですが、ここ数日はかなりのアクセスがありました。

日本歯科医師連盟の迂回献金疑惑(2015.2.4アップ記事)

当時はかなり気楽に書いていましたが、逮捕者が出てしまった現状でも当時と認識は変わっていません。
この事件は、所詮「選挙違反」であって汚職ではなく、それほど大きな事件ではないと思っています。
しかし、あの東京地検特捜部が関わった以上、何か成果をあげる必要はあったということです。

歯科医をやっていて、こういう事件や政治的な話を書くことに大きな抵抗感はあります。
ただ、こうなってくると補足したい部分も多少出てきました。こわごわとこっそり書いておこうと思います。
皆さんがニュースを見て疑問に思いそうなことをいくつかあげて自分の感想を書いてみます。

歯科医師会と歯科医師連盟の関係

歯科医師会の政治部門のようなもの。建前上別の組織だとしても、歯科医師会の一部といっても言い過ぎではないと思います。
前回の記事参照

議員と歯科医師連盟の関係

どこかの政党の議員の誰かを応援するかというより、候補者の段階で誰を出すかということを決めてると考えられます。
「歯科医師連盟から候補として誰を出すか」というような関与の仕方でしょう。ですから、議員は元々「身内」です。
当然選挙は丸抱えで、候補者が自己資金を出すとかいう概念は全く無いはずです。

政党の公認も、「歯科医師会の代表」としてその時期に有力な政党に働きかけて、歯科医師会(連盟)として取ってると考えられます。
だから一人は自民党でもう一人は民主党だったわけで、今回のことで政党の違いはそれほど重要なことでは無いのです。

なぜ迂回してまでお金を渡したのか

お二人とも参議院比例区ですが、選挙区が全国です。
まともに選挙運動をすると大変莫大な費用がかかります。ポスターを張るだけでも想像を絶する金額がかかります。
よく「いったい、選挙っていくらかかるのか?」と聞かれますが、ルールが無かったらいくらでもつぎ込めるし、つぎ込むほど当選確率が上がるのです。選挙とはそういうものです。
今回の問題のきっかけは5000万円プラス5000万円で合計1億円のお金から始まりましたが、知名度の無い人が参議院全国比例でまともに当選を狙うとすると、そのくらいは平気でかかってくると思います。
5000万円じゃ選挙費用が足りないから、身内である候補にどうやって渡すかということを単純に考えたわけですね。

総務省に確認していたのになぜ逮捕されたか

総務省に確認を取っていたから大丈夫だという認識だったと幹部が述べているようです。
これは、言い訳に聞こえるかもしれませんが、わたしはあり得る話だと思います。

そもそも総務省は、選挙に関わる手続きや記録をしたり選挙を実際に行う組織で、「選挙管理委員会」を管轄している官庁です。
選挙違反を取り締まるのはあくまで警察や検察であって、総務省ではありません。

実際に「選管」が置かれるのは都や県だったり区や市町村だったりします。
選管で質問をすると、「一般論としてこうなっています」みたいな回答は来ますが、「大丈夫です」とはなかなか言わないはずです。

わからないことは、「総務省に確認します」と言って上級官庁に問い合わせが上がりますが、そこでも事実の提示だけで、「ご判断はお任せします」みたいな歯切れの悪い回答が返ってくることが多いのです。
当然、書式とか手続きなど「法文」や「通達」に明示されていることははっきり教えてくれるのですが、あくまで法の内容や過去の事例だけで、裁判所みたいな仕事じゃないので、ルールの解釈に関する最終判断は自分でするしかありません。

つまり、解釈次第でいろいろなことで逮捕されるリスクは残ります。
立ち小便やスピード違反はいけないことで、逮捕される可能性があることは理解できると思うのですが、大部分の人は「そのくらいで逮捕は」と感じると思います。
そういうのと一緒にするのもと思いますが、同じような認識だったのではないかと想像します。

おおまかに言って何が悪かったのか

ルール違反であるという判断がくだったのでしょう。
道義的には、正直よくわかりません。
現在までの報道の内容だけ見ると、わたしはまだ、これだけ大騒ぎになって逮捕者が出たことには首をかしげています。
もっと奥深い「狙い」や大きな犯罪が影に隠れている可能性は十分ありますが。

「悪い」というのは、「ルール違反だから」とか「道義的に」とか「正義では」とかいろいろな意味合いがあります。
しばし大騒ぎだった安保法制のことでは、憲法違反だとか違憲じゃないとかいうことが専門家の間で議論されたりしました。
法に書かれていることをどう解釈するかという問題は、簡単ではないのです。

わたしの個人的で独断的な感想では、今回逮捕された歯科医師連盟の幹部たちは、道徳的な「悪気」は無かったのではないかと思います。
ただ、行為が定められたルールの範囲内であるか、もし範囲外であるならごまかせるかどうか、ということは多少グレーな気持ちで考えて処理したはずです。
でも、よもや逮捕までされるとは夢にも思っていなかったのではないでしょうか。

政治資金規正法や公職選挙法といった法律は、元々「狙い」があって定められたはずです。
正義ということでは、その法の精神にのっとって「違法」だったということは確実だと思います。

しかし、実際にはもっとグレーよりブラックに近いことをしている政治家は他にもたくさんいますよね。
そういう政治家が逮捕されない状況を考えると、ちょっとガードが甘そうな捕まえやすいところを狙った感があり、アンフェアなものを感じる部分もあります。

明確な違法行為というものは仕方がないのですが、みんなが「大丈夫かな?」と思ってやってるグレーな行為をどう扱うかということは、最終的には「正義とは何か」ということに行きつきます。
これは法哲学みたいなもので、時代や場所、価値観などによって判断が変わったりするものでもあるのではないでしょうか。

ちょっと前、選挙うちわの問題がありました。
同じこと書いてあっても柄が付いていないうちわであればビラ扱いでセーフ、付いていたらうちわだからアウトって(笑)

なんだそれっていう話なんですが、選挙の話っていうのはそういうのがとっても多いんです。
酒は選挙の時に出してはダメです。コーヒーは現在良くなってますが昔はダメだった。お茶は昔から出しても大丈夫なようです。
お茶菓子は現在は良いのですが、バナナはどうでしょう?ケーキは?
わかりますか?そういうの。
選挙のルールの多くは正義で判断するものではなく、ルールを確認するものなのです。
ルールは頻繁に変わります。今回のもそれに尽きると思いました。
金額が世間的に見て大きいと感じると思いますが、それも政党助成金を受け取って政党から議員に流れている金額と比較すれば、それほどとは言えないと思います。
昔ほどではないとしても、今でも政治のまわりには大きなお金が動いているのです。

選挙にものすごくお金がかかる現在の選挙制度もそうですし、昔ながらの利益誘導を政界に対して働きかけるというやり方を未だに続けている歯科医師会はどうなの?感は確かにあります。
これを機会に何か変わってくれると良いなと思います。

短期間のマウスピース矯正で

(院長と院長の三男、長女と)タレントの山本マサミさん。
マサミさんから、とっても嬉しい報告がありました!
コンタクトレンズのCMに出演が決まったとのことです。(8月からオンエア)
「ジョンソン・エンド・ジョンソン
ワンデーアキュビューCM(北海道編)動画」
キュートな北海道弁、クリクリした大きな瞳、
そして何よりも、真っ白で整った歯並びが素敵です。
タレント、モデルを目指して北海道から上京されたマサミさんは、
もっと自信を持ってチャレンジしたいと歯列矯正の相談に来られました。
マサミさんが選んだ方法はマウスピース矯正。
マウスピース矯正は、撮影やオーディションなど、
大切な時には取り外しが簡単にできることがメリットのひとつです。
今年1月末からマウスピース矯正をスタートされて6ヶ月が経過しましたが、
半年でかなり綺麗に歯列が整ってきたようです。
「自信をもって大きく笑うことができるようになった」と大きな笑顔で話してくれました。
海老沢歯科医院一同、これから益々のご活躍を期待しています!

悪くないところが悪くなった

歯科医院に検診に行くと、気づいていなかった歯にむし歯が見つかったりして、治療をすすめられることがあります。

気づいていなかったのですから、それまではなんともなかったのです。
ところが治療をしてみたら、歯がしみてなおらなかったり、痛みが出てきたり、歯ぐきが腫れたりしたりすることがあります。

なんともなかったのに悪くなったら、「もしかして失敗したんじゃ?」と不安になりますよね。
「下手な歯医者だったのかも」とか、「治療しないほうが良かったのでは?」とか考えだすと、だんだん不安になって、疑心暗鬼になります。

実は、こういうことって、歯科治療ではけっこう頻繁に起こります。
そういう時に、質問してくれれば説明もできます。すでに信頼関係ができている患者さんはだいたいそうしてくれるので良いのですが、来なくなってしまったり他院に行ってしまう人もいるのです。

当院にも、他の歯科医院で治療を受けて「うまくいかなかった」ということをおっしゃって来院される方はたくさんいらっしゃいます。
でも、多くの場合、治療自体には問題なく、説明不足だっただけのことがほとんどです。

「悪くないところが悪くなった」
今回は、この問題について少し解説してみたいと思います。

しみてなおらない、痛くなった

むし歯が比較的深い場合は、神経を取るのか取らないのかで判断が難しい場合があります。

もちろん、取らないで済む方が良いので、できるだけ取らないようにします。
でも、そのことが、のちのち痛みやしみにつながることが多いのです。

まず、むし歯じゃない歯を、治療費のために治療したりすることはあり得ません。
もしあったら、それは週刊誌のネタみたいで面白いですが、歯科医師がそういうことをするのは全くあり得なくて、完全なフィクションです。

むし歯は確実にあったのです。
もしかすると、歯科医師によっては、治療のタイミングではないと経過を見る判断をすることもありますが、むし歯が有り、治療を「今」するかどうかという非常に「専門的な判断」の結果です。

そして、むし歯が深かった場合に、取りきろうと努力することや、神経の治療をしないようにするのは、歯科医師の良心です。
結果的に痛くなったりするのは不幸なことですが、それは歯科医師の良心にもとづく「チャレンジ」の結果です。
チャレンジしたから、ギリギリまでしっかりの治療を心がけ、結果が痛みにつながった。
できれば、そこをご理解頂けると、歯科医師は大変ありがたいのです。

別のケースで、歯周病の治療を行った場合。たとえば歯石を取る処置を行った場合に、歯肉が引き締まった結果、しみてくるケースがあります。

これは、治療がうまくいった場合に、治る過程で起こる現象です。
少し経過を見ていただけると、改善するケースがほとんどです。

腫れた

これは、歯周病の治療を行う場合に多いのですが、手技の未熟さに原因がある場合も多いです。
歯周病の治療は、実は、非常に専門性が高く難しいものです。
専門医でなければ、パーフェクトな結果が得られないこともあります。

しかし、「腫れる」という現象は、炎症の結果なので、患者さんの抵抗力に左右されることも多々あります。
体調が悪い時に親知らずが腫れたりすることが多いように、たまたま患者さんの体調が悪かったために、そういう結果になってしまうこともあります。

すぐに取れた、壊れた

実は、歯科医師は歯を削るのが嫌いです。
削れば削るほど歯が痛むのを知っているからです。

ですから、できるだけ削らないようにします。
いっぱい削れば絶対取れないようにできるとわかっていても、良心がある歯科医師は、できるだけ削るのを少なくしようとします。

それが結果的に比較的早く取れたりする結果を招いたりします。
壊れるのも、小さく作ったからで、同じ理由です。

結論

なんか、歯科医の言い訳みたいになっちゃいました(笑)

言いにくいかもしれませんが、一回は歯科医師に質問してください。
それしかありません。
治療の失敗というのは、実はあまり無いんです。
それは、我々だってプロですから、当然です。

ほとんどの場合は、良かれと思ってした判断が、結果的に裏目に出た場合です。
もちろん、どういうことが想定できるかをよく説明し、相談してから治療するのが原則です。
同意を持って治療することが大切だから、ネガティブな説明もひととおりします。失敗した時のための言い訳ではありません。

忙しいからと、そのステップを省略してしまったというケースは歯科医師側の問題です。
そういうことが無いように、わたしも気をつけます。

地元の小学生の地域探検授業

今日は、地元の小学生が授業の一環で海老沢歯科医院に来てくれました。

子供達は「学校付近の地図を作るために、お店や病院の情報を集めています。

色々教えて下さい!」と元気に説明してくれました。

「虫歯以外で歯医者さんに来ることはあるのですか?」

「どうして歯医者さんになったのですか?」

「歯を削る機械はどれですか?」

院長に様々な質問をしてくれました。

皆んなで力を合わせてどんな地図ができあがるのか

完成を楽しみにしています!

日本歯科医師連盟の迂回献金疑惑

新しい記事も書きました。(2015.10.5)こちらです。
以下(2015.2.4)アップの記事です。

今回は、長くなって難しい話になっちゃいました。
政治の話なので、興味がない方は避けていただいたほうが良いかもしれません。

11年前の2004年、日歯連事件というものがありました。

日本歯科医師連盟による診療報酬を巡る汚職事件や日歯会長選に絡む横領と政界に絡む選挙買収や闇献金が発覚。
日歯連幹部6人、中医協委員2人、自民党国会議員2人、自民党派閥会計責任者、地方議員5人ら計16人が起訴され、全員の有罪が確定した。
(wikipediaより)

相当な大騒ぎになり、これをきかっけに失脚した大物議員が出て、政界にもたいへん大きな影響がありました。

診療報酬にも大きく影響したようで、次の回の改定で歯科の点数が大幅に下がり、経営が苦しくなった歯科医院が急増しました。

さて、どこかで聞いたことあるような記事が、昨日からまた報道されています。

全国の歯科医で組織される、政治団体・日本歯科医師連盟が、自民党の石井 みどり参議院議員の後援会に対し、民主党の西村正美参議院議員の後援会より、法定上限を超える迂回寄付をしていた可能性があることがわかった。

FNNニュース(2015.2.4)

日歯連の会計責任者は、「法的に問題はない」と述べた。

朝日新聞(2015.2.4)

政治資金に関する事件や疑惑などは、最近特に多いですね。
東京都知事だった猪瀬直樹さん、みんなの党の渡辺喜美さん、自民党の小渕優子さんなどが取り上げられました。

実は、政治資金の法律について多少詳しいのです。
みなさんが理解するのに多少の参考になることだけ書いておこうと思います。

日本歯科医師連盟(日歯連)は、どういう人が入るのかというと、以前は歯科医師会に入る人は自動的に一緒に入っていたものです。
わたしも、気づかなかったのですが、歯科医師会に入会するのと同時に入会していました。
政治団体だということも、実は全く知りませんでした。
実態は、歯科医師会の政治部門みたいなものだったのでしょうか。
自民党支持(与党支持?)の利益団体(圧力団体)だと思います。
現在でも、選挙の時には自民党候補者支持の連絡が「歯科医師会から」来ます。

そういうわけで、歯科医師のかなり多くが入っている団体で、資金も歯科医師が出しています。
しかし、ほとんどの歯科医師は、政治のことを特に意識せずに所属しており、歯科医師会の会費の一部のような感覚でお金を払っています。

11年前の事件のあと、「政治団体に自動的に入っている」ことに批判が大きくなったからなのかはわかりませんが、歯科医師会から「お尋ね」が来たので、わたしはその時に一旦退会とさせて頂きました。

今回のことで面白いのは、迂回した政治団体が民主党の西村正美参議院議員の後援会で、自民党の石井 みどり参議院議員の後援会に渡ったということです。
民主党から自民党へ寄附。普通はありえないから、どういうことかは想像付きますよね。

もうひとつは、まさについ最近、日本歯科医師会の会長選挙が始まったところだということ。
なんでこのタイミングなんだろう。内輪もめ?それとも、偶然でしょうかね。

しかし、今回のは所詮、身内同然の「族議員」に選挙資金を回しただけで、いわゆる「汚職」とは違うということです。分類からすると、個人の選挙違反ということになります。
11年前の事件と違うのはその点であって、まわりの議員にさらに波及したりはあまり考えられません。マスコミなどが盛り上がらないのはそういうことなのです。

さて、「政治資金収支報告書」というのがこの種の事件では毎回出てきます。
確定申告のようなもので、もっと厳密っていうイメージを持つ方も多いと思うのですが、違反すると逮捕される可能性があるものなのに、たいへんアバウトな報告書です。

こんな感じのです。

厳密には単年度で収支が合わなくても良く、どこからお金が入ったか、どこに使ったのかを報告するだけです。

実は、これは誰でも見ることができます。
国会議員の関係団体なんかは、総務省のホームページに公開されているくらいです。
だから、あら探ししようと思ったら、政治関係者や警察じゃなくて、一般の人でも十分できるんですね。しかも家に居ながら。

小渕優子さんの時は、多分、誰かが収支報告書を一生懸命読んで、おかしなところを見つけてチクったんでしょう。
全く関係ない人は調べないでしょうし、利害関係がある人が調べたのだと思います。

資金の出どころや資金の使途に問題がある(贈収賄になるなど)場合は当然ですが、それ以外に「金額」も問題になります。

下の図は、東京都選挙管理委員会のホームページに掲載されている書類から引用しました。

このように、政治団体の間の寄附は上限が5000万円に制限されています。
日歯連という政治団体から、もう一つの政治団体である石井みどりさんの後援会には5000万円しか渡せません。
そのため、西村正美さんの後援会に5000万円寄付した。別の政治団体だから、そこからなら石井みどりさんの後援会に5000万円渡せます。

これ、法律的にはたぶん大丈夫なんですよ。きっと。
11年前の事件は、寄附を隠しちゃって報告書に載せなかったことがそもそも違法だったのです。だから「ヤミ献金」と言われました。
今回は、収支報告に記載してるようですから。
ただ、政治資金規正法の法律の精神からするとちょっと。なんで金額の制限があるのかということですね。

ここで、後援会ってなんだろうなという人もいると思うのですが、これがまたややこしくて、議員や候補者を応援する人が作った団体で、建前上は本人の管理とは違うという扱いになります。

議員とは違う他人が管理する団体で、つまり、お財布も別ということなんですが、実質的な後援会の資金管理は議員本人ということがほとんどなのが実情です。

これ以外に、国会議員の場合はほとんどがどこかの政党に所属しているんですが、その政党の「支部」というものを管理していて、それも本人や後援会とは違う扱いです。
図をよく見ていただけるとわかりますが、政党には、団体から年間1億円動かせます。

こんな感じですから、政治資金規正法は、解釈次第でどうにでもなるし、「法的には問題ない」というコメントが頻発するようになるのです。

下に、議員や候補者本人の場合の資金の流れを参考に載せておきます。
本人は、政党や後援会など政治団体以外の利益団体、つまり会社などからの寄附は一切受け取れません。だから、政党支部を利用してお金を受け取ります。そこから無制限で受け取れますから。そういうのも「迂回」と言ったらそうなるのかもしれませんね。

博士号の価値はどのくらい高いのか

学術上の能力または研究業績に基づき授与される栄誉称号を学位と言い、博士は学位の最高位であり、博士号とは博士の学位のことです。
STAP細胞で話題になった小保方さんの博士号について、早稲田大学より「取り消しには当たらない」という発表がされました。

小保方氏の論文「学位取り消しに当たらず」

早稲田大学の発表

けっこう複雑なことを言っており、いまいちはっきりしません。
要するに「出すに値しなかったのは確かだけど、いったん出してしまったものを撤回するほどではない。」という感じでしょうか。

「博士号というのは何年大学に残るともらえるの?」と聞かれる時があります。
大学の上にある大学院に入って卒業すればもらえるみたいなイメージなんでしょうけど、学位について少し整理してみます。

学位の種類 授与される標準的な過程
博士 大学院後期3年(博士課程)
修士 大学院前期2年(修士課程)
学士 大学

修士はあまりなじみが無いかもしれませんが、例えばMBA資格。これが修士に当たるものです。
大学4年と大学院5年の合計9年でやっと博士号に辿り着くという長い道のりが、それでも最短距離のようです。
大学4年通って卒業すると学士、そのあと大学院に残って2年で修士、さらに3年で博士ということになります。

実際には、取得ルートはそれほど単純ではありません。
日本の大学の場合、普通にまじめにやっていれば卒業できて、学士は自動的にもらえるものと言えます。
しかし博士号となると、各大学・各学部や専門・担当教授によって取得する難易度がかなり違います。
簡単にもらえるところもあれば、いくら頑張っても相応の基準を満たさないとダメで、最終的にかなりの学生が授与されないというところもあります。
大学院に残っていれば必ずもらえるものというわけでもないのです。

また、大学院に在籍せず、高いレベルの論文を書くことで授与される博士号もあります。
このケースは、かなり立派な業績とともにというのが一般的かと思います。

わたしは大学に残って勉強する余裕が無かったためすぐに就職したのですが、開業した後になって、働きながら博士号を取りたいと思いました。
何人かの大学関係者に問い合わせたところ、「忘年会と新年会は必ず出てください。」みたいなゆるいところもあれば、「そんなに簡単に考えないで欲しい。大学に毎日通う気持ちじゃないと難しい。」というようにたしなめられるところもありました。
大学や担当教授によっても、ほんとにいろいろなんですね。

文系の学部、例えば法学部や経済学部などでは、博士号を持っているのはとてもすごいことです。
有名な経済学者などの肩書にも、「単位取得退学」という経歴をみかけます。

博士課程の授業単位はすべて取得したけど博士論文提出の条件が不足だったり、認められる博士論文が完成できず、そのままで博士課程を修了して社会に出てしまう。こういう時に、単位取得退学というものになります。
文系の博士号は、一般的に言うとなかなかもらえないのです。

あくまで一般論ですが、理系では大学に残って大学院に入れば、2〜3年で博士号を取得して卒業となる場合が多いです。理系は博士号を持ってる人がたくさんいるので、それほど「すごい!」というイメージではないですね。
小保方さんも、それほど緊張感を持って博士論文に取り組んではいなかったのかもしれません。

このように、博士号の価値は、大学や学部などの環境によって異なり、特に文系と理系では大きな差があります。

戦前においては原則として博士号授与機関は原則として帝国大学に限られ、その希少性から「末は博士か大臣か」と詠われほど市井において高く評価され、学位の保持者に対しては敬意が表されていた。

という博士号ですが、現在では、その価値は様々なようです。

文系の方や博士号を取得する難易度が高い環境にいた方からすると、今回の小保方さんのケースは「許せない!」と感じるでしょうし、そうでもない環境だった方からすると「あるある」という感覚になるかもしれません。

博士号の価値が大学などで違うとなると、今回の早稲田大学の問題は、残念ながら早稲田の博士号の価値を下げてしまったということになるのでしょう。
早稲田の学位を持っている方には、たいへんお気の毒な話なのでした。

歯科医院の数は昔からコンビニより多いので「コンビニより多くなった」は間違いです!!

近ごろ歯科医院がだいぶ増えたことで、「コンビニより多い」とよく言われますが、これってほんとうなのかということで調べてみました。

現在、歯科医院は約60000軒。コンビニは約45000軒。
確かに歯科医院の方が多いのは間違いないようですね。

ですが、いつコンビニより多くなったのかと調べていくうちに、意外なことがわかりました。

歯科医院の数は過去一度もコンビニの数を下回ったことがない!


(日本フランチャイズチェーン協会資料、厚生労働省調査資料より作成)

コンビニの最初は諸説ありますが、現在もメジャーなコンビニでは、ファミリーマートが1972年に実験第1号店を埼玉県狭山市に開店したこと。もしくは、セブンイレブンが1974年に1号店を東京都江東区に開店したこと。これらのいずれかを1号店とする解釈が多いようです。
24時間営業は、セブンイレブンが、1975年に福島県郡山市虎丸店で始めたのが最初だそう。
いずれも昭和47年から50年あたりの話で、40年ほどの歴史しかないのですね。

一方歯科医院は、もっともっとずっと昔からあり、昭和47年のあたりだと、すでに全国に30000軒もありました。
以降、コンビニは急増しましたが、平成24年でやっと約45000軒で、歯科医院の平成元年の数に追いついたくらいです。

歯科医院が増えすぎて「とうとうコンビニより多くなった」みたいな使い方が多いのですが、その表現は完全に間違っていると言えます。

昭和40年代というと、歯科医院の前に朝4時から並んで待ってる人がいた(先輩に聞いた話で、ほんとかどうかは知りません)という話があるくらいの時ですが、その時代でも、歯科医院はすでに現在のコンビニ数の3分の2くらいはあったのです。

現在の歯科医院過剰ということに関して言えば、数が増えたということ以外に、治療技術の向上とか予防の普及などの他の要因も影響していると言えるのではないでしょうか。

他にも、お寺の数は約77000軒、神社は約85000軒(平成23年末、文化庁宗教年鑑平成24年版より)で、いずれもコンビニ、歯科医院の数を上回っています。
お寺や神社は歯科医院よりさらに多いのです。意外ですね。

歯科衛生士はなぜ若い女性ばかりなのか

都議会でセクハラの野次問題が起こっていますが、高齢者の方には少し理解しづらい問題かもしれません。

昭和23年に出来た歯科衛生士法には、

「歯科衛生士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、歯科医師の直接の指導の下に、歯牙及び口腔の疾患の予防処置として次に掲げる行為を行うことを業とする女子をいう。

こういう条文があります。
法律に「女子」と明確に書いてあるのですね。すごい。
厳密には、おまけの規定に「男性もなれるよ」というような事が書いてあるようですが・・・

昔は、男女の仕事分担がはっきりしていて、医師は男性で看護が女性というような分け方が当たり前でした。
女性は家にいて専業主婦がほとんどで、外に出て働くのは男性。

こんな話をすると、現在では大変なバッシングを受けてしまいますね。
今は呼び方も、看護婦さんや助産婦さんとは言わず、看護師さん、助産師さんと言います。

法律も、昔は普通だったように、男女の役割分担をあたりまえに受け入れて作られているようです。
そんなわけで、歯科衛生士は女性しかいませんでした。
現在では、男性の衛生士もいくらか誕生してきているようですが、まだまだめったに見かけません。

加えて、なぜ若い女性が多いのかということですが、歯科衛生士の再就職率が低いからだと聞いたことがあります。
結婚・出産を経て、ある程度子供が手を離れてからまた働こうとするわけですが、一般の職場に比べると、歯科医院は復職するのが難しい環境になっているということでしょうか。

確かに、歯科医院は個人経営がほとんどで、少人数で長時間の診療時間を頑張っている一面があります。
子供を持ちながら働くには、職場の労働条件に柔軟性が足りないのかもしれませんね。
今後は、歯科医院も、再就職する歯科衛生士が増えるように努力していかないといけません。

睡眠時無呼吸症候群は怖い!

高速道路のサービスエリアで起きた夜行バスの事故の原因が、睡眠時無呼吸症候群ではないかとの報道がありました。

600メートル位前でガードレールに接触。
さらに、もう一度接触した。

「起きろ!」と運転手に向かって叫んでいる人がいた。

ほぼノーブレーキで衝突。

これらの情報が正しいとすると、事故の時にバスの運転手に異常があったのは間違いないでしょう。
運転手は、「睡眠時無呼吸症候群」に対して「要経過観察」とされていたようです。

平成15年に起きた新幹線の運転手による居眠り運転停止事故から、一般に知られるようになった睡眠時無呼吸症候群ですが、その後、定期的に重大事故が起こっています。

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に無呼吸(10秒以上の停止)を繰り返し起こす疾患です。
その結果、十分な睡眠が取れず、日中の強い眠気や集中力の欠如を生じ、作業能力の低下や居眠り運転、不注意などによる事故を起こしやすくなります。

また、睡眠中の無呼吸によって、低酸素状態が起こり、心血管系の合併症の心配があります。
睡眠時無呼吸症候群は、全人口の2〜4%の方が罹患していると言われています。

肥満が、特に危険因子として指摘されます。

治療法

原因になっていることを取り除く治療が基本です。
一般的には、肥満の改善指導、鼻の治療、薬物や飲酒習慣の改善指導、睡眠体位の指導などになります。

積極的な治療としては、歯科医院でのスリープスプリントというマウスピースの製作、扁桃肥大、アデノイドなどの治療、外科手術、CPAPという強制的に呼吸させる装置の装着などがあります。

こういう症状が出たら危険!

どういう症状があったら、気をつけたほうが良いのかをチェックしましょう。

□ 毎晩、大きないびきをかく
□ 夜間、何回か目をさます
□ 昼間、いつも眠たい
□ 居眠りをしてはいけない場面で居眠りをしそうになることがある
□ 朝、目覚めたときに熟睡した感じがしない
□ 朝、目覚めたときに頭が痛い
□ 肥満の傾向がある
□ あごが小さくて後方にひっこんでいる
□ 血圧が高い
□ 最近、集中力が落ちてきたと思う
□ 睡眠中、呼吸がしばしば止まっているといわれる
□ 睡眠中、寝返りや体動が激しい
□ 眠りが浅い
□ 睡眠中、何度も排尿のために起きる
□ 朝、寝床が湿っている
□ 就寝前にアルコールを飲む
□ 男性の方では、首まわりのサイズが42cm以上

これらに当てはまることが多かった方は要注意です。

歯科における「睡眠時無呼吸症候群」の治療

歯科医院での取り組みとなるのが、「スリープスプリント」というマウスピースの製作です。

上下の歯に対してマウスピースを作ります。

寝た時に、顎の位置が楽になるように固定します。

ちなみに写真は、わたしのスリープスプリントです。

これを付けて寝ると、呼吸が楽になるので、軽症の場合はかなりの改善がみられます。
近ごろは、専門医より依頼を受けて製作することも多くなってきました。
費用は、保険適用外の場合は4〜5万円です。

最初に歯科医院でスリープスプリントを作って、お試しで使ってみるのも悪くないですが、専門医で精密検査を受けておくと万全です。場合によってはスリープスプリントが保険適用になります。

専門医では、睡眠ポリグラフ検査という、脳波・呼吸・脚の運動などの様々な生理現象を計測・記録する検査を受けます。
終夜睡眠ポリグラフ検査という「お泊り」の検査が一番詳細で確実ですが、入院扱いとなり、費用がかかるようです。
昼間にやったり、簡単な装置を持ち帰る簡易型の検査もあります。

重症の場合は、CPAPという強制的に呼吸を行わせる装置を装着することもあります。
旅行などにも持ち歩くことを考えると、ちょっと大変ですね。
しかし、放置すると怖い病気ですから、仕方がありません。