杉並区の成人歯科健診の質問項目に、たばこと歯周病の関係に対する質問項目があります。
たばこを吸うと歯周病にかかりやすくなるかどうかで、
「どちらともいえない(わからない)」と回答する方が意外に多いので、説明したいと思います。
喫煙によって歯周病の危険性は4倍になると言われます。
また、喫煙者は非喫煙者よりも歯周病になる年齢が低く、病気の進行も速く、治療の効果が上がらないことがわかっています。まさに三拍子そろってしまいます。
歯周病の危険性が高いと指摘された方は、禁煙したほうが良いです。
約10年禁煙すると、喫煙しない人と同じになります。
さらに喫煙者の歯ぐきは、ニコチンの血管収縮作用によって色が紫になって赤い炎症が見えにくくなることで、歯周病の発見が遅れがちです。
喫煙される方は、定期健診をこまめに受けて、歯周病になっていないか、悪化していないかに気をつけてください。