近ごろ歯周病と全身疾患の間に関連性があるのではないかといわれています。
歯周病に関与している細菌が、肺炎・心疾患・糖尿病などに悪影響を及ぼしているのではないかという研究がさかんに行われるようになり、世界中で注目されるようになりました。
実は、早産や低出生体重児にも悪影響を及ぼしているのではないかといわれています。
実際にどういう研究結果があるかというと、
歯周病にかかった母親は、かかってない母親に比べて、早産・低出生体重児の可能性が約7倍も高かった。
また、
歯周病の治療を受けた妊婦は、受けなかった妊婦に比べて、早産・低出生体重児の割合が約1/5であった。
という報告もあります。
因果関係は、きちんと科学的に証明されているわけです。
妊婦の方にも関心を持ってもらう必要がありますね。
杉並区では、妊婦のための歯科健診に積極的に取り組んでいます。
妊娠期間中に、検診を無料、クリーニングを300円で受けられます。
杉並区の妊婦歯科健診は、全国的にみても、とても良くできた制度です。
ほとんどの方は大きな問題がなく、クリーニングだけをして、妊娠期間や産後の歯の手入れや、生まれたあとのお子様の歯の手入れについてお話させていただくことになります。
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