ホワイトニング

歯列矯正では、ワイヤーを付けるやり方に代わり、インビザラインなどの取り外せる透明なマウスピース型のものを使うケースが増えてきました。 この装置を利用して、同時にホワイトニングをすることができます。

歯の変色する原因

歯の表面の汚れ

  • 磨き残し
  • 喫煙
  • 色の強い飲食物

歯自体の変色

  • 歯が出来る過程での問題
  • 外傷や歯科治療の結果
  • 加齢による変化

ホワイトニングとは

歯自体の色を白くします。 クラウンなどの被せ物ではないほとんどの歯に有効ですが、特に適しているのは、加齢によって変色した歯の場合です。

 

オフィスホワイトニング

歯科医院で行うホワイトニングです。 光を当てて活性化させたり、強い薬剤を使ったりすることで、短時間に結果を出します。

オフィス ホワイトニング  

ホームホワイトニング

自宅でトレーに薬液を入れて行うホワイトニングです。 最もポピュラーな方法で、アメリカでは、ほとんどがホームホワイトニングです。 矯正装置を使用したホワイトニングは、ホーム・ホワイトニングになります。

ホーム ホワイトニング  

クリーニングとの違い

クリーニングは、歯を白くするのではなく、歯の表面の汚れを落とすものです。 汚れが取れることで、歯自体が白くなったように見えるときもありますが、あくまで歯の色は変わりません。

クリーニング  

ホワイトニングは歯を痛めるのか?

痛みません。 使われる薬剤は、過酸化水素か過酸化尿素ですが、これが分解したフリーラジカルと呼ばれる物質が作用して白くなります。 このフリーラジカルは、歯の表面の細い溝に入り込んでいる着色物質を分解しますが、作用した後は酸素と水に分解します。 歯そのものは傷つけること無く、化学変化により、安全に漂白します。

矯正用のトレーを利用するホワイトニング

矯正用のトレーとは

インビザラインなどのマウスピース型の矯正装置です。 ホワイトニング専用のトレーは、柔らかいゴムのような素材が多いですが、矯正用のトレーはペットボトルと同じような素材で、多少硬さがあるプラスティックに近い素材です。 インビザライン4

ホワイトニングの手順

  1. ホワイトニング・ジェル
  2. ホワイトニングジェル2
  3. トレーの中に薬液ジェルを付着させる
  4. ホワイトニングジェル
  5. 前歯の表側の内側だけに
  6. インビザライン2
  7. 全部ひたひたにならなくて良いです。入れすぎない。米粒くらいで大丈夫です。
  8. インビザライン3
  9. トレーを装着する
  10. インビザライン
  11. 30分程度待つ
  12. 猫
  13. 外したら歯みがき
  14. アソアライナー
  15. トレーも洗って元通り装着します
  16. インビザライントレー

注意点

しみる場合は時間が長すぎます

昔は、夜寝る時に入れたり、数時間作用させたりしましたが、現在は、以前と比べかなり濃度の高いホワイトニングジェルが使用されます。 おおよそ30分程度の使用が標準です。 しみなければ、より長時間使用しても良いですが、しみてしまう場合は時間が長すぎるので、少し短い時間で使用して下さい。 また、フッ素入りのジェル、無ければ歯磨きジェルをトレーに入れて作用させると、しみは軽減します。

しみは最大24時間で回復します

かなりしみてしまった場合も、最大で24時間でもとに戻ります。 次からは時間を慎重にしましょう。

標準のホワイトニング期間は2週間です

もっと白くしたい場合は、継続すれば、少しずつ白くなりますが、最初の2週間より変化は小さくなります。

メインテナンスは?

希望の白さになったら、月に2~3回ほどホワイトニングすれば白さを維持できます。  

ホームホワイトニング

透明な専用トレーを製作し、自宅で約1-2週間ジェルを使用していただく事で自然な白さを引きだすことが出来ます。
世界的に最も標準的で、広く行われている方法です。
最大の効果を出したい方、じっくり取り組みたい方におすすめします。

上下いずれか片方 16500円 、上下同時 27500円 (ジェル追加1本) 1100円(いずれも税込み)

  オパレッセンス

 

オフィスホワイトニング

歯科医院で行います。 お急ぎの方におすすめします。
ウエディングや記念写真等の前に是非お試しください。

オフィスホワイトニング(上下12本) 44000円

色見本で平均8段階(40代の歯の色から20代の歯の色など)明るくなります。

  ホワイトニング

 

インビザライン(マウスピース矯正)と同時に

インビザラインを行っている方は、ジェル(1本1100円)をお求めいただくだけで、同時にホワイトニングを行えます。

   

ホワイトニングの進め方

ホワイトニングのカウンセリング

歯の色チェック

ホワイトニングの説明を歯科医師が行います。十分納得出来てからで結構です。

わからないことはどんどん質問してください。

次に、ホワイトニングが出来るかどうか検査を致します。 同時に歯の色の診断も行い写真を撮ります。 歯の色はシェードアイという色判定専用の機械で記録を取ります。

  shade_eye.jpg  

歯科医師による検査

ムシ歯、歯周病等の疑いのある場合やご希望がある場合は、レントゲンを併用しての検査を行います。 大きいムシ歯がある方や歯周病の方は治療を行ってからの方が良い場合がございます。 検査の結果から歯科医師がアドバイスを行います。 これらは保険で行えますので、保険証をお持ちください。

 

ホームホワイトニングを希望される方、オフィスホワイトニングに併用される方

トレー制作用の型を取ります。

次回来院時に制作されたトレーのフィッティングを行い、ご自宅でのホワイトニングのご説明をいたします。同時に使用するジェルを2週間分お渡しします。

  ホワイトニングトレー  

ホワイトニング前のクリーニング

汚れのひどい方は事前にクリーニング(4400~6600円)を受けた方が、より効果が上がります。

 

オフィスホワイトニングをご希望の方

歯肉保護+ジェル塗布: 歯の周辺を保護し、ホワイトニング剤を歯の表面に塗ります。

 

光照射

約15分×3回の光照射をします。ホワイトニング剤の除去と再塗布を含めると合計で約60分間程で終わります。個人差により照射時間が変わる事があります。

 

ホワイトニング終了

最後に再度、歯の表面を磨き、フッ素コーティングを行いホワイトニング完了後の歯の色の診断を行います。再び色判定専用の機械シェードアイで記録を取ります。写真を撮って終了です。 メインテナンス法についてご説明します。

  ホワイトニング